A8

バタフライ・エフェクトのA8のレビュー・感想・評価

バタフライ・エフェクト(2004年製作の映画)
3.0
oasisのエンディングが美しかった。

愛する者を守るために何度でも戻る。てっきり愛する者=幼馴染の彼女で、その彼女の未来を守るために頑張っているのかと思いきや。作品を観てみたら一番最初のターン?では確かに幼少期恋に落ちるのだが、“君を連れに戻ってくる”といいながら過去に流されてすっかり彼女への気持ちを忘れていたのが、えっ、、と思ってしまった。
彼女のことそもそも愛してなかったじゃんって。
でも、日記を見返したときに字が浮かび上がり最初に過去に戻った彼は初めて彼女への愛に気づくのだが、、個人的には手遅れだった。

幼年期の断片的に記憶を失うことが、未来の自分が書き換えたサインであるという回収はよかったし、そもそもこの壮大な“愛するもののために時を超えて守る”という設定は斬新でとても良いと思った。
だけど、個人的にはストーリーがあまりしっくりこなくて、、どこかB級感漂う中途半端な質になってしまっている気がした。
また、演技も同様もっと鑑賞移入したいのだけれど、それをさせてくれないもどかしさを作用させていた犯人だと思った。

そして、決してやってはいけない“選択”と謳い文句のように描かれていたが、、その上げ文句に匹敵するほど個人的にその“選択”の意外性や感動はなかった。

もうちょっと感情移入して、あのoasisのエンディングで涙を流してみたかった。
A8

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