Yukiko

栄光のランナー 1936ベルリンのYukikoのレビュー・感想・評価

4.2
2023年8月3日     NHKBS放送放映
『栄光のランナー 1936ベルリン』  
         2016年アメリカ・ドイツ・カナダ製作
監督、スティーヴン・ホプキンス。
他の監督作品に『プレデター2』がある。

ジェシー・オーエンス(ステファン・ジェームス)は
貧しい家庭に生まれたが、走るのが速く、その才能を
伸ばす為、オハイオ州立大学に進学をし、ラリー・スナイダー
(ジェイソン・サダイキス)をコーチとして、オリンピックを
目指した。
ドイツで開催のベルリン・オリンピックに出場するにあたり、
ナチスに反対するアメリカ国内の人種差別反対グループに
よる、 オリンピックボイコット運動。
ボイコットをオーエンスに要請する人々。
悩むオーエンス。



ナチスはドイツ民族至上主義として、オリンピックにおいても
優越性を誇示しようと目論む。
が、ドイツの陸上選手ルッツ・ロング氏とオーエンスとの
関わりがいい。
走り幅跳びでの踏切板の位置にタオルを置いてアドバイス
するロング氏、それにより平静さを取り戻したオーエンス。
二人だけでの部屋での会話。
そして、その後の活躍。
ルッツ・ロング氏の冷静で公平な物事への見方が良い。


映画では、オーエンスのオハイオ大学から、ベルリン
オリンピックでの活躍までを描く。
実際にあったことだ。


この映画を観るまで、ジェシー・オーエンスさんを
知らなかった。
また、ルッツ・ロング氏も知らずにいた。
映画って、本当にいろいろな事を教えてくれる。

しかし、圧倒的な強さを持つ金メダリストの
オーエンスなのに、彼が主役のパーティーなのに、
レストランに正面入口から入れず、裏口、それも
レストランの厨房の中を夫婦で通る姿は・・・

ここまで非常に頑張っても、それでも人種差別
するのかと思うと・・・
Yukiko

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