イチロー51

ゴールデンスランバーのイチロー51のレビュー・感想・評価

ゴールデンスランバー(2009年製作の映画)
2.0
伊坂幸太郎のベストセラー小説を映画化。首相暗殺の濡れ衣を着せられた男性の逃亡劇を描いたサスペンス。

野党初となる首相の凱旋パレードが行われている仙台で、ラジコンヘリ爆弾を使った首相暗殺事件が起きる。
時を同じくして、久々に旧友・森田と再会を果たしていた青柳は、突然現れた警官から発砲され、追われる身となってしまう。

主演に堺雅人
共演に竹内結子、吉岡秀隆、香川照之、大森南朋、柄本明、劇団ひとり、濱田岳、貫地谷しほり、相武紗季、伊東四朗、竜雷太、ソニン、ベンガルほか。

最初は首相暗殺という大事件で、そこから逃亡が始まるという、非常に興味を誘う内容で良かった。
しかし、チンケなジェイソン・ボーンで、攻めに転じない主人公なんて、なんのカタルシスも感じない。

サスペンスかと思いきや、ヒューマンドラマかとおもいきや、コメディ作品?

ツッコミどころ満載の意味不明な展開。
そして、ハッキリしない終わり方で、モヤモヤが残ります。

起承転結の「結」が全くなされていないと物語自体成り立たない典型的な作品です。