とらキチ

カトマンズの男のとらキチのレビュー・感想・評価

カトマンズの男(1965年製作の映画)
3.5
ジャン=ポール・ベルモンド傑作選2 第3弾
「リオの男」に引き続き、今度はオリエンタルなジャン=ポール・ベルモンド。こちらはインディの「魔宮の伝説」ですな。
もうここまでくると、シーン毎に大掛かりなコントをやっている感じ。観ていて楽しい。
内容的には、大金持ちのお戯れ、といった感じ。それでも香港を手始めにインド、ネパール、マレーシアと成り行きであちこち巡っていく大冒険。ヒロインのウルスラ・アンドレスは初代ボンドガールであり、劇中登場する中国人が「ドクター・ゴウ」という名前だったりするなど、007のセルフオマージュが見られる。
今作でもバリバリでアクションをこなすジャン=ポール・ベルモンド。今作のように香港などオリエンタルな舞台でアクションしていると、まるでジャッキー映画に見えてくる。今作でも、ちゃんと外壁アクションがありましたよ。
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