1960年代アメリカで起きた、連続殺人事件。謎の多いその事件を辿る人達のサスペンス。実話。
時間軸や場所もスケールが広く、どうなるのか全くわからなかった。
デヴィッド•フィンチャー作品は私は好みで、今作も長いながらも、あらすじや展開に途中からは釘付けになり、ただただのめり込んで見ていた。
以下ネタバレ感想を。
あらすじとしては、「殺人をゲームとして楽しむ」「警察との駆け引き」という愉快犯のようなもの。
しかしながら、警察と報道会社を軸に、警察主体で捜査が描かれる。
あと一歩のところで逮捕ができず、風化していく事件に漫画家へバトンタッチされ、点が線になっていく展開は非常にワクワクした。
常人に見える真犯人、という背筋が凍る展開もハラハラした。
通常の捜査ものとの大きな違いとして、10年単位でまたがる事件で、その尾を引く重さも感じた。