はちべえ

犬猫のはちべえのレビュー・感想・評価

犬猫(2001年製作の映画)
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・共感に頼る映画は苦手で、感情の記号としての役者に"涙"を流させてるのをみると勝手に感情の押し付けだ!って拒否反応を示してしまう。(だからすぐ泣く女も嫌い)そこで"涙"は記号だと割り切って表現してるのが良かった。出来事として1回目はタバスコをかけすぎた(意図的に)からだし、2回目はメガネからワインが滴り落ちているだけだし。泣く演技を入れるよりもずっと良かった。

・東京の路地はやっぱり魅力的だ!階段を登るなら、重いものを持つか、自転車を押して歩かなきゃいけない。階段を下るなら、勢いよく走ったり、手すりを滑らなきゃいけない。ただの道でも上下の動きが出るだけで面白く映る。

・最近同潤会アパートがマイブームなので、畳のある部屋が豊かな暮らしの舞台になりうる時代じゃん!って勝手に嬉しくなってた。25年前の空気感好きです。(今ならアパートはフローリングなんだろうなぁ)

・布団で築く"ジェリコの壁"床に境界線を引くのは日本的?(要検証)

・気を遣ってファミレスに行っちゃうのいいやつ〜!となった。勝手に共感、アトモスフィア的に嫌だもんね

・犬と猫の名前クレジット可愛かった