なぐ

エコールのなぐのレビュー・感想・評価

エコール(2004年製作の映画)
3.8

全体的なストーリーを通して夢幻的な映像に引き込まれます。

無邪気な少女の面と、幼くとも女性だなと思わせる一面で大人への過渡期の中での美しさを感じさせます。
バレエの先生の涙、解釈は色々あると思いますが私はアリスへの言葉を悔いたのだろうなと思いました。先生方も何かを抱えながらも生きていて、妖美でさえあります。

全身白の制服、生徒たちのフランス人形のような愛らしさなど、可愛いと感じる点は十数年前の初見の時にも思いましたが、ストーリーに関しては何のメタファーなのか、そこばかり気になっていました。
素直に見て、少女たちの成長とそれを見守る大人の女性たちの話かな。小さな暗喩はそこかしこにあると思うのですが。。
美しいものは美しいでいいのかなと自己完結です。
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