東映まんがまつりのブローアップ版で、テレビシリーズ30話ミラクル魔術団31話海底基地を1本に纏めたもの。
こちらの映画版は見れなかったので、テレビ版2話分を拝見した上での評価となります。
先ずは、毎回言うがブローアップ版のチョイスの微妙さよ…。鉄人ならブラックオックスとかバッカスとかあるじゃん…。
それが何故にタコロボットの回なのか?
ナイン国から来た奇術団だが、その実態はフォックスが率いるスパイで日本のロケット発射技術を奪おうとしていた。
ロケット工学の上野博士とその娘を守る為に正太郎と大塚署長が戦う。
前半は、とにかく作画の粗さが目立つ。建物とかも描き込んでない上にパースもメチャクチャで未来派の前衛アートのようだ。
ナイン国のフォックスは頭にアラビア風のターバンを巻いてる。イスラムをテロのイメージにするのは昔から変わらないね。
そんなナイン国だが、日本の何処ぞの山岳に秘密基地を設けてメチャクチャ武装してる。ようコレだけの武器を密輸したな。
しかもタコ型ロボットを複数台配置。コレには正太郎君も「あっ!タコ型ロボットだ!」とそのまんま言う。
鉄人の活躍で基地を殲滅するもフォックスを取り逃がす。
後半からはちょっと作画が良くなる気がする。外注とかで制作スタジオが違うのかな?
フォックスは海底基地に逃れ博士も誘拐。救助に向かった鉄人も捕まってしまい、正太郎君も意気消沈。涙目で大塚署長に「どうしよう」と訴える。流石は元祖ショタコン。
そんな正太郎君だが、単身敵陣に乗り込んで博士と鉄人を奪還。
正太郎君が優秀というか敵がトンマというか。
海底基地も難なくぶっ潰す。タコロボットなんぞ敵じゃねぇぜ!