ビクトル・エリセ長編2作目。
制作の都合でいくつか取れないシーンがあって、未完とのことだが、どこ足すつもりだったのか気になる🤔
父親がいなくなることから始まり、父親が大好きだった幼少期から歳を重ねて成長した少女期の記憶をナレーションベースで辿る...
相変わらずの行間の多さ。
セリフはそこまで少なすぎるわけではないけど、登場人物としての奥底は決して見せない。
結末に至るまでの心の輪郭はぼやっと掴み所が無いのに、何かしら届いてくるものがある気がするところが流石。
こちらも開幕から映像が素晴らしくて、本当に影と光の使い方上手すぎですね。
暗がりから段々と見えるようになってくるんだけど、結局全体的には暗めで止まる辺りはストーリーと対応しているように感じた。
最近観たものだと、構図的にもアフターサンが似てる気がする。徹頭徹尾娘視点なところは情報限られるけど、やっぱり良い。
エンドロールの短さにもビビる。
