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エル・スールのmahirunoahiruのレビュー・感想・評価

エル・スール(1982年製作の映画)
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『ミツバチ』があんまり肌に合わなかった……というかお話自体は嫌いではなかったんだけどすべてのシーンが果てしなく続くような長回しで、ボケちゃったおばあちゃんの話を聞くようなゆっっっっくりしたテンポでしか話が進行しないのに飽き飽きして、ビクトル・エリセ、無理かも涙、となってたのだけど、『エル・スール』はなんかふつ~によかった!ザ・シネマ・メンバーズの『エル・スール』の概要欄に「もともと3時間の予定だった本編時間が製作上の理由で95分に短縮されたが、」って書いてあるのがたぶん答え。プロデューサーか誰かがオイいいからどんどん削って一時間半に収めろやって言ってくれたんだと思う。正しい……。ありがとう、当時のプロデューサー的な人。いやミツバチのテンポのほうがよかったという人も多いのかもしれないが(どうなんだ?)。
 エストレリャのゆびわ……六芒星……ユダヤ人?って最初から気になってて、でも聖体拝領してるからカトリックだよね?と謎を抱えたままの視聴だったので、ぐぐって初めていろいろ知るのだった。あの空砲は、父はユダヤ教徒なのに国的な事情で娘をカトリックにされてイライラしてたから鉄砲ぶっ放してたってことね!こういう情報にすぐにアクセスできるのはいんたーねっとのありがたさよ。
 てか小物も建物もいちいちカワイ~何より幼女がかわいすぎる(この点に関してはやはりミツバチのほうが圧倒的か)ので普通に流行ればいいのに!あ、流行ったのか昔。
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