ふたば

ミセス・ダウトのふたばのネタバレレビュー・内容・結末

ミセス・ダウト(1993年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

2024年5月2日、02:18
図書館レンタルを1人で鑑賞

自殺しちゃった事がチラつくばかり。ガンジーって禁煙運動してたんだ。モバイル・ペッティングZOOっていうんだ、移動式動物園。

ヤギがベゴニア食べてるけど、毒あるんじゃないのか?

子供の誕生日に夫婦喧嘩して、奥さんの方から離婚を切り出されたロビン・ウィリアムズ。その直後に映し出される街の全景が綺麗。なんか生まれ変わったらこんな時代のこんな場所に暮らしてみたいな。どこなんだろう?

奥さんに嫌われて離婚しただけで、3人の子供たちはパパ(ロビン・ウィリアムズ)との別れを惜しんでいる、いいパパだから。

離婚して職探しするロビン・ウィリアムズ。離婚前は奥さんがキャリアウーマン化して家庭が崩れたから、ロビン・ウィリアムズは声優やってたけど稼ぎが少なかったのかな?

別れた奥さんが仕事で昔の恋人?と会うことになり、食事を誘われた時に断るが「私を忘れずにいてくれたなんて感激だわ」という。先日、うちの母親もやっとスマホデビューして4年越しに電話した友人?にそう言われたらしい。結構核心だと思ったばかり。

父親に非がなくても母親の親権が強い時代で、子供3人とは週に1度だけ面会するのだが、そのシーンの演技で、ロビン・ウィリアムズだけオーラが違う。いい意味で1人だけ浮いてる。あとよく見たの初めてだが、やさしい顔で目の色が水色?きれい。

なかなか会えないロビン・ウィリアムズは、名案を思いついて、声優やってたスキルを活かして、家政婦を募集してる元奥さんに電話をかけまくり、ヘンテコな人ばかり応募してきたように見せかける。そして最後は、しっかりした「おばさま」を演じて、家政婦として採用が決まる(笑) ミセス・ダウトのフルネーム?本場のタイトルはミセス・ダウトファイヤなんだ。うまいシナリオだなぁ… これは何度も見る価値がある。

「勉強をおろそかにしてると後でツケが回ってきますわよ」寝耳に水… 急に胸に刺さった。

子供たちには家政婦に扮してることは内緒で、いよいよ派遣初日から子供たちのテレビを止めて「これから私が厳しくしつけます」というパパのロビン・ウィリアムズ。早速、家の掃除をさせると「自分だけ休んでずるい」と抗議される。こうやって若い子をこき使って、自分は優雅にお茶を飲む…的なシーンは、家政夫のミタゾノにあったけど、これのオマージュなのかと思う。

ロビン・ウィリアムズが家政婦の格好で、掃除機とダンスするシーンが好きだわ。ホウキでエアギターするのも好きだわ(笑) 

って奥さん、元彼に自宅まで送ってもらいキスまでしてる。。別れてすぐに…それは裏切りじゃないの?キャリアウーマンの癖に、この奥さんはふわふわしててまるで心が感じられない残念な女性だね。

長女に勉強を教えてる合間にトイレに行って家政婦の姿で立ちションしてたら長男がトイレを使いに来て、見られてしまう。そして長女・長男にバレたので、子供に会うために家政婦の格好してる事は3人の秘密となった。

ある日、仕事に行ったら元奥さんが、ダニエル(ロビン・ウィリアムズ)が姉とかいう女と同棲してるらしい!と言って怒ってた。しかもデブのブス!っていう。言葉を失うよね。

「赤は昔から商売女の色って決まってるでしょ」→まじか、、真っ赤なトップスをフリマアプリで買うところだったぞ。元恋人と子供たちとディナーに行ったが元恋人が喉に食べ物を詰まらせて、それを家政婦ロビンが助けたらシリコンのお面が取れちゃって全員にバレた。また裁判にて、今度は監視員つきじゃないと子供に会えないと判決がでる。

しばらくして、ミセス・ダウトとしてテレビショーに出ると一躍人気者になったロビン。そこへ元妻が改心してやってくる。だが、また喧嘩になりかけて、元妻が「もうどっちが悪いなんやめましょう!」とかいう。お前が言うか?

最後は元奥さんが、監視員なしで面会させることを(たぶん裁判所に申し出て)許可して、パパの姿のままのロビンが子供3人を車に乗せて遊びにいくシーンでラスト。そこにミセス・ダウトの姿でテレビ出演してるロビンが、家庭状況の複雑な子供たちに向けて語りかける。「パパとママが愛し合ってなくても、あなた達への愛は変わらないのよ」

結局、その後、この元夫婦がよりを戻したとか、奥さんが元恋人とどうなったとかは描かれていない。

最後まで奥さん側にはイラついたままだったが、ロビンの名演と、作中の名言がちりばめりていて素敵な作品だった。子供たちがパパを好きなのもホッコリ。
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