「おと な り」を観る。
ゆったりとした邦画を観たいクチになってきているような気がしたので。
ネトフリで観てたんですが、ネトフリ、邦画でも字幕にできるんですね。
セリフだけじゃなく、効果音とかも、
(キーホルダーの音)とか、
(ドアを閉める音)とか、
(子供たちの遊ぶ声)とか、
説明が入るのです。
よりいっそう、ああ、この世界には音があふれているのだなあ、と意識させられた次第。
たくさんの音の中には雑多な騒音も混ざり混んでしまって、本当に聞きたい音を見失う。
聞かせたい音を間違える。
主人公とヒロインさんがですね、とにかくまったく顔も合わさなければ、最後の最後まで言葉もかわさないのです。
それでもお互い常日頃から共有していた音がやまほどあって。
確かにふたりのやりとりは存在していて。
なんだかもう、それはもはやおとぎ話の域ではあるのだけれども。
ちゃんと、自分の音を見失わなかったごほうびだったのだと思いたい。
エンディングがね。
もうね。
終始にやにやしていたとおもいます。ごめんなさい、きもくてごめんなさい。