ふぁいぽ

ドゥ・ザ・ライト・シングのふぁいぽのレビュー・感想・評価

ドゥ・ザ・ライト・シング(1989年製作の映画)
3.8
スパイクリーの初期の映画。インパクト強いしメッセージ性も強い。そして最後打ちのめされたなぁ。あんな事になるなんて。
元はと言えば本当に些細な事なのに。

人種の分断があからさまで、今でも解決していない。この国では根深い問題なんだろうな。黒人達が白人警官を見る目、白人警官が黒人達を見る目が凄かった。

何十年とこの町で生きたのにも関わらず、事件が起こると皆の不満が自分達に向かう。こんな怖いことあるか?こんな悲しい事あるか?
彼らだって白人ではあるけど、アメリカ社会ではイタリア系やアイルランド系は社会的に弱い立場であったのに。なんともやりきれない思いが残る映画だった。