らんらん

愛染かつらのらんらんのレビュー・感想・評価

愛染かつら(1954年製作の映画)
4.0
京マチ子&鶴田浩二主演のすれ違いロマンス

【あらすじ】
とある病院で働く看護婦の京マチ子は美人でグラマーで性格も良いのでモテモテ
なので他の看護婦たち(倉田マユミら)は面白くない、弱みを握ってやろうと休日を狙ってあとをつけたところ京マチ子が子持ちであることが判明する
病院の規則では独身者しか看護婦になれない、とかで看護婦たちはやいのやいの責め立てます
ですが京マチ子は夫とは死別しており、子供を育てるためには働かなければならないことを涙ながらに訴え釈明する姿に看護婦たちも心を打たれ、それ以後は良好な関係になります

ところでこの病院には優秀でイケメンな若先生(鶴田浩二)がいて京マチ子に一目惚れ
鶴田浩二は親の反対にも屈せず全てを捨ててでも京マチ子と結婚しようとします
そんな鶴田浩二に次第に惹かれていく京マチ子ですが、どうしても子持ちであることを打ち明けることが出来ないのだった、、、

【感想】
終わり良ければ全て良し!的な感じでこういうの好き
けど途中途中見てるのつらいわー、運命の悪戯?すっごいすれ違いまくる

鶴田浩二は駅で待ってればいいじゃないの、別に急ぐ必要もないんだし一人で列車に乗ってどうするのよ、来ないなら来ないで迎えに行きなさいよ
京マチ子は迷ってるのはわかるけど電報なり手紙なりしなさいよ、アポなしで行ったらそらすれ違うわ
そして船越英二はなんなん?何でそんなこと言うの?京マチ子がかわいそうすぎ

ほんとねー、このやきもきする感じ堪らないわ
でもほんと終わり良ければ全て良し
あのまま間に合って駆け落ちしてたら良くないもんね
特に京マチ子なんか子供を置き去りに、母親より女を選んだみたいになっちゃうところだったから、遠回りはしたけど良かったねって思える結末

定番だけどすれ違いものはハラハラしちゃいます、現代だとこんなこと起こり得ないもんね
昔は不便だったとも言えるけど、そういった障害がまた良いんだろうなー
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