ポール・グリーングラスがこんなドラマを撮っていたのか。
他の作品たちと比べて明らかに毛色が違う。
ケネス・ブラナー、ヘレナ・ボナム・カーターW主演。
あるトラブルを起こして120時間の社会奉仕を命じられたリチャード、その社会奉仕とは体の不自由な女性ジェーンの世話をすることだった。
ジェーンの姿を観て、ああ難病の話ね…重いやつか泣かせるやつと予想したけど、意外とユーモアあり。しかもジェーンはリチャードにあるお願いをするのだけど、それが、よく考えたら切実願いかもしれないな。
あの状態だったら経験せずに人生終えるかもしれない。
その願いを聞いたリチャードのリアクションも気持ちがわかりすぎる。あれは複雑な気持ちになるわ。
そんなこんなを経て偏屈だったジェーンと変わり者リチャードがだんだん心を通わせる、だけど時限つきという感じの話で、あたたかい映画でありながら、切実で少し悲しい話でもあった。