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時の香り リメンバー・ミーのmasudasantaroのレビュー・感想・評価

3.5
好きな雰囲気の映画でした。

2001年公開の吹石一恵主演で、斎藤工のデビュー作と。

79年、教育実習中の大学4年生を過ごす百合。
01年、同じ大学で3年生を過ごす優二。
2人は不思議なことに時空を超えて、無線機で交流をスタートすることになる。

2001年の未来に想いを馳せ、そして、実際に2001年に大学生活を送っていた自分にとって、この作品の時代設定はとても懐かしく愛しい。

そして、そこからさらに20年が経った今、恋愛をとりまく環境はなんだか味気ないものになったなぁと。LINEとか、マッチングアプリとか。

現代で、大人になった百合が颯爽と歩くシーン。確かに幸せそうだった。
時をかける少女のラストで、大人になった芳山和子が廊下を歩いていくシーンと似た雰囲気を感じた。

平成を感じる画質も好き。

過去と未来の2人が同じ場所を歩くシーンは、少しだけでも風景に差があると良かったんだけどなぁってちょっと残念でした。

「時の香り」確かにあるような気がするね。
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