演出はいかにもな情緒たっぷり邦画的なものだったけれど、ベテラン佐々部監督の年輪を感じさせる真摯な情熱が伝わってきて、思いのほか魅入られた。
競技馬と言えば北海道のイメージがあるが、青森の実在する農業高校の実話を、その高校を舞台として撮影された映画。
馬の出産にじかに俳優が挑んでいる場面はちょっとした驚きだった。(合成なのかね?)
馬術部という限定された一側面ではあったけれど、農業高校の実態を垣間見れたことに今さらながら感嘆してしまった。
東京ドーム12個分の敷地か・・・地域における農業関連の存在意義は多大なものがあるのだろう。