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アイアン・ホースのkazu1961のレビュー・感想・評価

アイアン・ホース(1924年製作の映画)
4.3
🔸Film Diary🔸
▪️本年鑑賞数 :2022-105 再鑑賞
▪️死ぬまでに観たい映画1001本-※※※

🖋これほんと面白い作品!!今から約100年前のサイレン映画とは思えない、今でも十分に通用する、男臭さとそのエンターテイメント性、若き日の巨匠ジョン・フォード監督の出世作品となった傑作です。

🖋事実に基づいた作品で、1869年に開通したアメリカ大陸横断鉄道の鉄道の敷設工事を軸に、主人公デイヴィ(ジョージ・オブライエン)の父親の敵討ちや、ヒロイン(マッジ・ベラミー)との恋、そしてシャイアン族との激しい戦闘を絡めて描いたほんと見応えのある作品です!!

🖋軸となる大陸横断鉄道の開通という夢を実現するために(食うために)とにかく、働く!!働く!!人たちの描写が素晴らしいです。当然のことながらそのシーンが繰り返し挿入され、働く時に歌う歌も字幕!これがまた良いですよね!男臭さ目一杯!!力強く、夢と希望を持って働くそのシーンがとても素晴らしい!!

🖋そしてエンターテイメント性、雄大な自然の描写を背景に、恋にアクションにその要素ば盛りだくさん!!特にシャイアン族との激しい戦闘のアクションの迫力、時折投げ込まれるユーモラスのシーン、いわゆるフォード・タッチはすでに健在です!!

👍Story:(参考: Cinema Space)
南北戦争で勝利したリンカーン大統領は、次に東西アメリカを結びつける鉄道計画に着手した。だが、経済界の横やりや、延びる鉄道に危機感を募らせ、襲撃を続けるネイティヴ・アメリカン達の妨害に出会い、計画はなかなか上手くいかなかった。かつて技師の父親をシャイアン族に殺された青年デイヴィ=ブランドンは父の夢を叶えるべく、鉄道建設に邁進する。襲い来るシャイアン族や、激変する気候、食糧不足など、幾多の困難を乗り越え、鉄道は延びていく。そしてデイヴィと幼なじみで建設会社の令嬢ミリアム=マーシュとの恋の行方も…

🔸Database🔸
・邦題 :『アイアン・ホース』
・原題 :『The Iron Horse』
・製作国 : アメリカ
・初公開 : 1924
・日本公開 : 1926/02/05
・上映時間 : 119分
・受賞 : ※※※
・監督 : ジョン・フォード
・脚本 : チャールズ・ケニヨン、ジョン・ラッセル
・原作 : チャールズ・ケニヨン、ジョン・ラッセル
・撮影 : ジョージ・シュナイダーマン
・音楽 : エルノ・ラペー
・出演 : ジョージ・オブライエン、マッジ・ベラミー、シリル・チャドウィック、フレッド・コーラー、グラディス・ヒューレット

🔸Overview (参考:映画. com)🔸
1860年代におけるアメリカ横断鉄道敷設の困難を描いた映画でチャールズ・ケニオン氏とジョン・ラッセル氏とが原作を書き「森の鍛冶屋」「オーロラの彼方へ」等同じくジョン・フォード氏が監督した。主役は「戦禍」等出演のマッジ・ベラミー嬢を始め、シリル・チャドウィック氏、グラディス・ヒューレット嬢、J・ファーレル・マクドナルド氏等が助演している。
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