オーウェン

しあわせの隠れ場所のオーウェンのレビュー・感想・評価

しあわせの隠れ場所(2009年製作の映画)
3.5
NLF黒人選手のマイケル・オアー。
彼がいかにして今の地位に辿り着いたか。
悲惨な少年時代。殻に閉じこもった学生を得て、白人家族に養子として拾われる。

映画なので脚色はあるだろうが、これを見るとオアーが幸運に恵まれているだけと思ってしまう。

それはやはり特別な理由もなくいつの間にか家に住み着いているし、拾われた家族が金持ちだったというのも運に恵まれているとしかいえない。

しかし運だけでなく体格を生かしたフットボールへの取り組みを、家族に置き換えて説き伏せる肝っ玉の母親サンドラ・ブロックが実に良い。
やはりこういう口汚いというか庶民感覚の女性にサンドラは似合う。

構成はおかしいが俳優はいいという、おかしなバランスに仕上がったが全体的には良作の位置づけになるだろう。
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