超空間コベ

クライム・オブ・ザ・フューチャー/未来犯罪の確立の超空間コベのレビュー・感想・評価

4.0
『ステレオ/均衡の遺失』に続く、
クローネンバーグ監督の長編第二弾。
拉致した幼女(6~7歳?)を妊娠させるため、
裸になって迫り寄るロリフェチの話です。☆

“皮膚の館”の所長・トライポッドが、
良き指導者であり理解者であった
ルージュ博士の痕跡を辿り、
“ルージュ病”の謎に迫るミステリー。

『ステレオ』に続き、ロナルド・モロジック主演。
今回は、粘着的嫌悪感を漂わせたゲイ。
加えて、ロリフェチ。
変態ぶりに益々磨きが掛かっております。♪

このルージュ病ってのが、色んな意味で危険。
両耳から、白っぽい泡状の分泌物が出ます。
この体液が、エクスタシーをもたらすのです。
劇中、トライポッドはコレを何度も味わいます。☆(笑)

建物の空間がとても広い。ディストピア風。
あの独特のヤバい感じの映像は、ほぼ
『シーバース』のそれ。

・乳首を愛撫&キスされて憤死するイケメン青年。
・切除された自らの臓器標本を愛でる患者。
・足を攻め、足を嗅がせ、恍惚とするオヤジ。
・ロリフェチ集団の秘密集会。
・モッサリな鼻腔を覗くのに夢中なホテル管理人。
・拉致した幼女を妊娠させようと迫るトライポッド。

「←いや、最後のそれ犯罪だろ!?」
…って?
ハイ、そうですよね。ズバリ“犯罪”です。
タイトルもそうなってますし。☆

あの、子役の幼女。それと多分、
付き添っていたであろう親御さん。
撮影現場やグロ粘カントクを見て
どう思ったんだろ…?(笑)
超空間コベ

超空間コベ