脳外科医のクックロウィッツ博士はある日ビネブル夫人から彼が所属する資金難な州立病院に多額の寄付をする代わりに亡き息子セバスチャンの死をきっかけに精神を病んだキャサリンを手術してほしいと頼まれるのだが・・・。
「イヴの総て」で大好きになったジョセフ・L・マンキーウィッツ監督による作品
会話劇の為なかなかセリフを追うのに忙しい作品
。当時にしては同性愛やロボトミー手術等なかなか踏み込んだ内容になっており最初と最後のキャサリン・ヘップバーンがエレベーターで降りてきて上がって行くのが印象的だった。
サスペンス、ミステリー仕立てでラストに明かされる真相もなかなかリアルでエグいものである。
ラストの真相をなぜ夫人が隠そうとしたのかと考えると、ある意味社会派な作品だったと思います。
良かったです。