ギズモX

コンスタンティンのギズモXのレビュー・感想・評価

コンスタンティン(2005年製作の映画)
4.0
世界一カッコいいお祈りといったらこれ!
エクソシストなキアヌが天国の切符を手に入れるため悪魔天使相手に孤軍奮闘する、トンデモキリスト教の最高峰。
はっきり言おう!『ダヴィンチコード』とかいうクソと違って今作はクリスチャンでもシビれる!(※個人の感想です)

最初に見たのは中学一、二年の頃。
もしも天使と悪魔がこの人間社会に紛れ込んでいたらを現代チックに描いた世界観とノワールなストーリーに当時強い衝撃を受けて、見終わった後は無茶苦茶キアヌに憧れたし、教会でのあれこれがいろんな意味で楽になって、こんな作品がもっと増えないかなと心の底から思ってた。
教会の会堂で誰もいない時を見計らって「光の中に現れよぉ!」とかやってたもんな。
何か起きないかドキドキしてた。馬鹿ですね。
あれを教会でやった奴は僕だけでいい。ごめんなさい。
そういうことがあったのでまあまあ思い出深い映画です。

しかしだ、トンデモキリスト教とはいえ、こういうキリスト教を題材とした映画は自然と優越感が湧いてくるから最高だ。
友人のキリスト教式の結婚式に招待された時と全く同じ。
他の人のレビュー読んでるだけでニヤニヤな気分になる。
しかし再鑑賞した時に看破できないレベルで(?)になった部分があるのでそこだけ。

「地獄のコリント書には21章まである」

ちょっと待てよ。
100歩譲って地獄にもそういう書物があるとしよう。
でもコリント書はパウロがギリシャ地方の教会に宛てて送った手紙だぞ。
それが悪魔の聖書にも書かれてあるってどういうこと?
しかもなんで預言書じゃない手紙なんかに悪魔召喚の方法が律儀に書かれてんの?
あとそれ第一と第二どっち?

【余談】
大昔クラスメートから「一般的な作品にもキリスト教とか天使や悪魔を題材にしたのがあるけど、君はあれどう思ってるの?」と聞かれたことがある。
「人それぞれだと思うけど僕はなんとも思ってないかな」
「やっぱなんか違うし」
とその時はそう答えた。
多分トンデモニッポンと同じだと思う。

【さらに余談】
教会で映画鑑賞会を開くことになりました(約3年ぶり)
ということで次回はその作品を。
"R-E-S-P-E-C-T"
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