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異人たちとの夏のEDDIEのレビュー・感想・評価

異人たちとの夏(1988年製作の映画)
3.9
これぞノスタルジーという言葉がピッタリ。
突然のホラー描写には驚くものの、かつての両親との対峙、そして自分の殻を破り自ら選んだ道を歩むという中年の成長譚になっているのが良い。

そもそもが妻子供と別れた主人公が改めて家族と過ごす大切さを知るわけです。

イギリスリメイク版が封切られたこのタイミングで初鑑賞したわけですが、何よりも片岡鶴太郎の存在感、秋吉久美子の妖艶さに見惚れてしまうんですよね。
大林宣彦作品は得意不得意が作品によって分かれるし、個性があまりにも強すぎて物語自体に入り込めないと本当にその独特の演出にポカーンとなってしまうんですが、本作はストーリーラインがシンプルな分、入り込みやすかったですね。

英雄が両親とすき焼きを食べるシーンがすごく印象的でした。

〈キャスト〉
原田英雄(風間杜夫)
原田英吉(片岡鶴太郎)
原田房子(秋吉久美子)
藤野桂(名取裕子)
間宮一郎(永島敏行)
地下鉄公団職員(栩野幸知)
奇術師(北見マキ)
落語家(桂米丸、柳家さん吉)
タクシー運転手(ベンガル)
川田淳子(川田あつ子)
マネージャー(明日香尚)
打ち合わせするTV局の男(加島潤)
歯科医(笹野高史)
八つ目うなぎ屋の親爺(本多猪四郎)
今半の仲居(角替和枝)
今半の下足番(原一平)
英雄のマンションの管理人(奥村公延)
原田重樹(林泰文)

※2024年旧作鑑賞26本目
※2024年自宅鑑賞29本目
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