山荘を手に入れ宿を始めた一家に次々と降りかかる災難を描いたブラック・コメディ。
郊外の山荘を格安で手に入れたカン一家。
父、母、長男ヨンミン（ソン・ガンホ）、長女ミス、次女ミナ、叔父チャングの6人で宿を始めるが、予定されていた近くの道路整備も延期となり、客がなかなか来ない。
ある日、一人の老女がぶつぶつと独り言を言いながら宿に近づき、2階に向かって何やら叫び、外にいたヨンミン、ミナ、チャングに、悪い事が起こるから注意しなと言うとツバを吐いて去っていく。
（この老婆のセリフ＆ツバを吐くのを3人で真似するのも面白い）
その夜、一家が外で焚き火をしていると、一人の男が現れる。
初めての客に一家は喜び、その男を203号室に案内。
男に頼まれたビールを運んだヨンミンは、男の様子がおかしいと気になってる。
翌朝、その客の部屋に鍵がかかったまま反応がなく、父とヨンミンが鍵を開けて入ると…床に大量の血が。男はベッドの上で死んでいた。
ここから家族の悲劇が始まる。。。
読めると言えば読める展開なんですが、6人のキャラ設定と脚本の妙、HipHopやロカビリーなどの洋楽使いで、このジャケ写から漂う可笑しみが味わえる作品です。笑
どこが“Quiet”なのかと言えば、静かな家族なわけではなく（特に、ヨンミンとチャングはうるさいし、母は毒舌。笑）、山の中なので環境的に静か、当初は客が来ないひっそり感、食事中も父が一応静かにさせようとしてる。それから、Quiet = 内密という意味もありますね。
ミナとミスが可愛いのと、まだ20歳前後のソン・ガンホがこの頃からソン・ガンホなのが（笑）楽しい。
