kazu1961

ぼくの伯父さんの休暇のkazu1961のレビュー・感想・評価

ぼくの伯父さんの休暇(1952年製作の映画)
4.0
▪️Film Diary————————————————-
🖋本年鑑賞数 :2021-424 再鑑賞
🖋#死ぬまでに観たい映画1001本 443/1001

🖋 ほんとタチのこの独特の間、世界観、静かな笑い。。。とても和みますね!!ユロ氏はどの作品でも温かな気持ちにさせてくれます。

🖋 本作、ジャック・タチ監督が自作自演するおとぼけコメディ“ユロ氏”シリーズの記念すべき第1作です。日本では第2作『ぼくの伯父さん』の方が先に公開されたため、『ぼくの伯父さんの休暇』という邦題が付けられていますが、ユロ氏、誰の伯父さんでもありません。ただのおじさんです(笑)。日常のスケッチの中に(本作はバカンス)、セリフのほとんどないパントタイム的演技と笑い、そしてフランス映画ならではのエスプリとセンスの良さその全てがみごとにハーモニーを奏でている素敵な伝説的な名作です。

🖋 いつもパイプをくわえて、チロル帽を被っているユロ氏。自分の名前くらいしかセリフはありません。パントマイム芸でわらわせるそんな無声映画的な良さが素晴らしい。なので音楽も際立ちますね。乗っている小舟が真っ二つに折れ、鮫の口ようになって海水浴客を驚かすシーンには大笑い!!エンディングはとてもオシャレ。浜辺の風景がそのまま絵葉書になるのが良いですね。

😊物語は。。。
ブルターニュ地方サン・マルク・シュル・メールの一軒の海辺のリゾートホテルに都会からのヴァカンス客がやってきます。バタバタと大きな音を立てて、ユロ氏のポンコツ車も到着。休暇を満喫しようとするユロ氏だが、彼が現われる所ではなぜだか次々と騒動が巻き起こります。。。

▪️Database————————————————-
🎥邦題 :『ぼくの伯父さんの休暇』
原題(英題):『Les vacances de Monsieur Hulot』
🎥製作国 :フランス
🎥初公開 :1953
日本公開 :1963/08/03
🎥上映時間 :89分
🎥受賞 :※※※
🎥監督(製作):ジャック・タチ
脚本 :ジャック・タチ
原作 :※※※
音楽 :アラン・ロマン
出演(声優):ジャック・タチ、ナタリー・パスコー、ルイ・ペロー、アンドレ・デュボワ

▪️Overview (映画. comより)———————
フランスの喜劇作家ジャック・タチの長編第2作で、彼の代表的キャラクターとして世界中の人々から愛されるユロ氏が初めてスクリーンに登場した記念すべき作品。大勢の人々がバカンスを楽しむ海辺のリゾート地に、ポンコツ車に乗ったユロ氏がやって来る。チロル帽にパイプをくわえ、個性的な歩き方をするユロ氏は、なぜか行く先々で騒動を巻き起こし……。日本では長編第3作「ぼくの伯父さん」の方が先に公開されたため、このタイトルとなった。その年最高のフランス映画に贈られるルイ・デリュック賞やカンヌ国際映画祭国際批評家大賞を受賞。2014年、タチの監督作をデジタル復元版で上映する「ジャック・タチ映画祭」でリバイバル。
kazu1961

kazu1961