RIO

Jの悲劇のRIOのレビュー・感想・評価

Jの悲劇(2004年製作の映画)
3.0
赤いバルーンに惹かれて見ました

ロープにしがみつく
無謀とも思える勇気が
不幸とともに地面に落ちる

決してその過去の出来事に許しを
与えてくれることは起こらない
ただ起こることは
時の変化
禁戒を破るかどうかの勇気

一瞬の決断
後悔の渦巻きが引き止める
一度は離したその手綱
出来たであろう頭のなかの舞台

赦しを求め
その悲しみが不幸を招く
どこで違ったのだろう

神様も入る余地のない領域
過去から追いかけられ
逃げることもできず
甘んじてしまうを繰り返す瞬間

一度は離したその手綱
出来たであろう頭のなかの舞台

突然降りかかってきた難問を
同じように見て来たジョーとクレアは
同じ芝生の上にいる
きっと乗り越えられそうに思える

フランソワ・オゾンの「婚約者の友人」
もですが
過去の悔いがその人を覆ってる
それが善意から出ていることに
不条理があって
罪悪感がストーカーの存在をも
受け入れてしまう
心の隙間の怖さを感じる
RIO

RIO