確か原作を読んだはずだが、ラストはあんなのだっけ?と疑問に思った。
それでも原作の格調高さは存分に出ているし、美術や衣装などの再現も見事なほどの出来栄え。
文芸物にしては珍しく名のある俳優陣が勢揃いしている。
リーアム・ニーソンは脱獄囚から模範のある市長のバルジャンを演じ、ジェフリー・ラッシュは嫌味な刑事ジャベールを演じる。
クレア・デインズやユマ・サーマンも悪くない。
一番印象に残るのはラスト意外な行動をとるあの人物で間違いないが、この精神をこの時代の人物が持ち合わせているのかどうか。
ただ感動したのは間違いない。