『ミスティック・リバー』
クリント・イーストウッド。かつて『ダーティ・ハリー』で激渋な刑事を演じた彼は、92歳にして今もなお映画界を盛り上げ続けるレジェンドである。
そんな彼の作品は私も当然チェックしているのだが、失礼ながら、観終わると高確率でこう思ってしまう。
(こいつ、心に何を抱えてるんだ…。)
不良少年3人組が悪戯をしていると、怖そうなオジサンが説教してきて、そのうちの1人が連れ去られてしまう。それから数十年、彼らは少女の死をきっかけに再会を果たすと言うストーリー。
物語の進め方は流石である。オレは単純なのでミスリードというものに引っかかりがちだが、最後まで自分を信じる性分でもあるのでドキドキしっぱなしだ。結論はちょっと肩透かしだったけど、ここにまた『ミスト』とは違うリアルな苦味があった。
オレはあんまりケヴィン・ベーコンが好きじゃなかったんだけど、指を銃にして向けるあのシーンだけで株がグッとあがりました。ショーン・ペン、ティム・ロビンス、モーフィアス…盟友揃いでハズレなし。
ここまで読んでくれてありがとう。映画を観て落ち込みたいなら、クリント・イーストウッド監督作品を観よう!以上!