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男はつらいよ 寅次郎相合い傘のkazu1961のレビュー・感想・評価

4.2
▪️Title :「男はつらいよ 寅次郎相合い傘」
Original Title :※※※
▪️Release Date:1975/08/02
▪️Production Country:日本
🏆Main Awards : ※※※
▪️Appreciation Record :2019-290 再鑑賞
▪️My Review
☆シリーズ第15作、今回のマドンナは浅丘ルリ子
馬鹿だねぇ、寅さん。もっと自分に素直になろうよ。。。リリーが可哀想です。。
今回は11作目「男はつらいよ 寅次郎忘れな草」に次いで浅丘ルリ子がシリーズ二度目のゲスト出演です。シリーズの中でも上位にくる名作!!
寅さんとリリーの再会。結婚に失敗したリリーは、再び歌手となり旅暮らし。寅さんは、船越英二扮する冴えない中年男・兵藤と旅をしています。三人が揃って旅をする場面は幸福な気分に満ちあふれています。メロン騒動も有名なシーンですが、リリーと喧嘩した寅さんが、雨の降る柴又駅へリリーを迎えに行く“相合い傘”シーンは、シリーズ屈指の名場面だと思います。そして、リリーのエピソードには素晴らしいノスタルジーを感じる音楽が。笑いはぐっと減りますが、やはりリリーのエピソードは良いですね!!
ゲストは船越英二、若い!!(笑)そして懐かしい早乙女愛。
寅さん、今回はチューリップハットを売ってましたね。これ流行りました(笑)

ロケーション
● 旅先、『海賊船悪魔号』上映中の映画館
● 青森県 青森市 善知神社
● 青森県 青森市 青函連絡船の見える港町
● 青函連絡船 十和田丸
● 北海道 函館市 函館港
● 北海道 函館市/旅館
● 函館本線
● 北海道 小樽市 塩谷 塩谷海岸
● 北海道 小樽市 塩谷 函館本線塩谷駅
● 北海道 札幌市 大通り公園
● 北海道 牧場の田舎道
● 北海道 小樽市 小樽運河、外人坂、小樽港
● 北海道 小樽市 緑町1丁目 喫茶ポケット
● 北海道 小樽市 小樽港
● 北海道 函館市 日ノ浜町 日ノ浜海岸

▪️Overview
青森で知り合った中年男・兵藤謙次郎(船越英二)と旅を続ける寅さんは、函館のラーメン屋の屋台で、なんとリリー(浅丘ルリ子)と再会を果す。初夏の北海道で、気ままな道中を楽しむ三人。兵藤は、小樽で初恋の信子(岩崎加根子)に一目だけ逢おうとするが、それを“男の甘え”とリリーは寅さんに当たって、二人は大げんか。そのままリリーと別れた寅さんは、リリーのことが気がかりな毎日。そんなある日、リリーが柴又へとやってきて…

松竹映画『男はつらいよ』シリーズは、山田洋次原作・脚本・監督(一部作品除く)・渥美清主演で1969年に第1作が公開され、以後1995年までの26年間に全48作品が公開された国民的人気シリーズです。69年8月27日に第1作を公開したことから、シリーズの歴史が始まりました。83年、“一人の俳優が演じたもっとも長い映画シリーズ”としてギネスブックに認定。日本中から愛される作品として、渥美清さんが亡くなるまで作り続けられました。このシリーズは原則としてお盆と正月の年2回公開されたが、お盆公開の映画の春から夏への旅は、南から北へ、正月公開の秋から冬への旅は、北から南へ旅することが多かった。画面に映し出される日本各地の懐かしい風景が、シリーズの魅力の一つでもある。
観直して、往年の大俳優の若い頃が観れるのも楽しみですね!!
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