ゆっきー

デス&コンパスのゆっきーのレビュー・感想・評価

デス&コンパス(1996年製作の映画)
3.5
ボルヘス原作!
手持ちカメラでぐいぐいいって、食い気味に編集したB級感。
ちょー面白かった。冒頭の怪奇なコスチュームを着た一派が警察に討ち入りする銃撃戦がヤバい。狂い咲きサンダーロードを思い出す。
手持ちカメラでぐいぐいのB級といいつつも、くるくる動くカメラに収まる背景は、きちんと世界観を出すために作りこまれてて、こういう、かっちりしたセット内で撮られたうえでそれをきちっと見せる映画が好きなんですよ私は。
第一発見者を警察署に連行するシーンが特に素晴らしくて、巨大な警察署の奥の奥にある主人公のオフィスに着くまでの後を追うカメラワークで、警察署の内部を撮るのだが、主人公達の横で目出し某被った容疑者が腹パンされてたり、雰囲気の作りこみ方が気合入っている。
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