エドヴァルド・ムンク生誕
150周年記念作品、らしい。
「ムンクの『叫び』」を題材に
してるんだけど、ここでは
「“ムンク”の叫び」が正しい。
…まぁ色々と酷い話。切ない。
どいつもこいつもゲスいヤツら
ばっかりだ。☆
ファッションブランドオーナー
長男として生まれた、かずお。
(ひらがなで“かずお”。)
生来の容姿により、家族からは
冷遇され、周囲からは、
「やーい、ムンクムンク♪」
と酷い扱いを受けてきた。
…しかし彼には、類い稀なる
デザインの才能があったのだ!
←
これがまた新たな悲劇を生む事
となる。
その才能は父親に搾取され、
言う事を聞かないとビンタ。
弟からは「このムンク野郎!」
とバットでどつかれ、
お手伝いからはGKB入りの食事
を差し出される。
こっそりエロ本で抜いてる最中
にも邪魔されて、とにかくもう
可哀想ったらありゃしない。
中学時の同級生、れいこだけが
心の慰めだったが…。
でも、出掛ける時に着用する
裏地が真っ赤な黒いマントには
自己主張が感じられたりする。
結構目立つよねアレ。
唯一出来た友達、画家崩れの
せむし男・梶本と一緒になって
ヒャッハー化する所がもう一番
活き活きしてて、本作随一の
ハイライトになっている。
「ムンクは相当な変態だった
らしいぞ?ひひひ」
「さすがムンクだね♪ヒャハハ
ハハハ!」
…果たして、かずおの狂気の
行き着く末は…?☆
次男くんが最後にあんな行動を
取ってたけど、そんな根性ある
様には見えなかったなぁ。