超空間コベ

ムンクの叫びの超空間コベのレビュー・感想・評価

ムンクの叫び(2012年製作の映画)
4.0
エドヴァルド・ムンク生誕
150周年記念作品、らしい。

「ムンクの『叫び』」を題材に
してるんだけど、ここでは
「“ムンク”の叫び」が正しい。

…まぁ色々と酷い話。切ない。
どいつもこいつもゲスいヤツら
ばっかりだ。☆

ファッションブランドオーナー
長男として生まれた、かずお。
(ひらがなで“かずお”。)

生来の容姿により、家族からは
冷遇され、周囲からは、
「やーい、ムンクムンク♪」
と酷い扱いを受けてきた。

…しかし彼には、類い稀なる
デザインの才能があったのだ!

これがまた新たな悲劇を生む事
となる。

その才能は父親に搾取され、
言う事を聞かないとビンタ。
弟からは「このムンク野郎!」
とバットでどつかれ、
お手伝いからはGKB入りの食事
を差し出される。

こっそりエロ本で抜いてる最中
にも邪魔されて、とにかくもう
可哀想ったらありゃしない。

中学時の同級生、れいこだけが
心の慰めだったが…。

でも、出掛ける時に着用する
裏地が真っ赤な黒いマントには
自己主張が感じられたりする。
結構目立つよねアレ。

唯一出来た友達、画家崩れの
せむし男・梶本と一緒になって
ヒャッハー化する所がもう一番
活き活きしてて、本作随一の
ハイライトになっている。

「ムンクは相当な変態だった
らしいぞ?ひひひ」
「さすがムンクだね♪ヒャハハ
ハハハ!」

…果たして、かずおの狂気の
行き着く末は…?☆

次男くんが最後にあんな行動を
取ってたけど、そんな根性ある
様には見えなかったなぁ。
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