「あの竿の先になんか目印あげとく。そうねぇ…黄色いハンカチにしようか。黄色いハンカチが見えたら…」
出所したての高倉健と、武田鉄矢・桃井かおりが旅をする北の大地のロードームービー。旅の中で、高倉健は別れてしまった妻にもう一度会いに行く決心をする。
ラストシーンはしみじみと泣けた。マジ良い映画。脇を固める武田鉄矢がポンコツチャラ男で可愛かったし、桃井かおりも絶妙に滑舌が悪くて良い味出してた。車をみんなで押し戻して事故るシーン好き。有名な出所後最初のビールのシーンも素晴らしかった。
以下、セリフメモ。
「刑務所に入ってました」
「もしあの女に会えなかったら俺、5年くらいでケツ割ってたかもしれんなぁ」
「もう…あんたは…奥さんですか…?」
「いいえ」
「私、一度結婚したことあるのよ。あんた…それでもいいの?」
「前に流産したのはいつですか?」
「…5年前です」
「俺の名前の横にお前の名前を書いて、市役所に出せ。それで俺とお前は赤の他人だ」
「あんたって…勝手な人だねぇ」
「実は出所してからハガキを出してな。未練がましいことに…。<もしお前がまだ独り身で、俺を待っててくれるのなら、竿の先に黄色いハンカチをつけといてくれ>って」