《世界の果てで生まれた、もうひとつの”シンドラーのリスト〟》
これは、目を覆いたくなる真実の物語…
1994年アフリカ・ルワンダ。
フツ族とツチ族の因縁。深まる民族対立。フツ族のツチ族に対する大虐殺が始まる。
そして、国際ホテルの支配人ポールとその家族にも危険が忍び寄る…
ポールを演じるは、ドン・チードル。
ポール役は、デンゼル・ワシントンやウィル・スミスといった”頼れるヒーロー〟ではなく、どこか頼りない風のドン・チードルだからこそ、観る者は感情移入してしまい、ルワンダの真実を直視する。
意外にもホアキン・フェニックスやジャン・レノが登場。ちょい役で使い方がかなり贅沢〜!
この作品は元々、日本で劇場公開される予定はなく、数人の映画ファンの運動によって日本での公開に辿り着いたというエピソードが。
この作品には、それだけのメッセージ性と魅力がある。
”ホテル・ムンバイ〟とはまた違った、無慈悲なる悲劇。
今でも世界各地では紛争があり、罪なき人々の悲劇は続いている…
平和な日本に生まれて本当に良かったと心底思わせられる作品です