ちろる

理想の結婚のちろるのレビュー・感想・評価

理想の結婚(1999年製作の映画)
3.6
ゴタゴタで追い詰められた夫、動揺する妻。
みんなキャクターが立っててかわいくて、会話の一つ一つが粋で楽しいロンドンの社交界を舞台にしたラブコメ
親友のために陰でいろいろ動いたりして、愛のことちゃんとわかってるはずなのに、結婚には少々逃げ腰なアーサーと、気が強くて真っ直ぐなメイベルの組み合わせがすごく好き。
優しくて、頭が良くて仕事ができる理想の夫ロバートが秘密と厄介なトラブルを抱えてることを知ったガートルード。
夫に限って!でも私に秘密があるのなら許せない。そう揺れ動く若奥様の悩める時間。
純粋なガートルードを演じるケイト ブランシェットがまだ少女っぽくって透明感ある美しさがこの役にぴったりで、反対に学生時代からのライバルであり、ロバートをゆするイヤーな女ローラを演じるのはこれまた見目麗しいジュリアン ムーア。
これは美しいのに憎たらしくて何故だか醜く見えてくるから不思議。
ローラは置いといてもみんな、自分の大切な相手ことばかり思って嘘ばっかついて、後ろめたい嘘でもちゃんと理解し合える関係性がらあったかくてラストはホッと胸をなでおろした。
オスカー ワイルドの原作も読んでみようと思う。
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