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カイジ 人生逆転ゲームのplutoのネタバレレビュー・内容・結末

カイジ 人生逆転ゲーム(2009年製作の映画)
2.0

このレビューはネタバレを含みます

原作の3つのエピソードを強引に継ぎ接ぎしてるのですべてが中途半端。時間の都合上駆け足で進むのだが、各エピソードの輪郭だけをなぞって肝心なところが全く描かれていないので非常にモヤモヤする。特に地下チンチロがまるごとカットされているのは意味がわからない。
カイジと言えば地下チンチロ。班長大槻がスピンオフ作品の主役として人気を博したのも、この地下チンチロでの大槻のキャラクターがあってこそである。
それをカットするというのはミュージカル映画で歌うシーンを全部カットするのと同義である。

班長がカイジに渡すビールだってなんでキリン一番搾りなんだ、と。あのシーンは135mlのスーパードライじゃなきゃ伝わらないだろう。(原作通りアルフォートを使った「刑務所の中」を少しは見習っていただきたいものだ)

佐原との出会いも原作をかすりもしてないし、焼き土下座もやらない、指切りもないなど、枚挙にいとまがないが、これまで挙げた全てを許したとしても遠藤のキャスティングだけは許せない。
なんで性別変えるかなー。ウシジマくんの滑川役もそうだったけど、登場人物の性別を変えるなど愚の骨頂。藤原竜也や香川照之の熱演が素晴らしかっただけに残念。
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