びいどろ

歓びを歌にのせてのびいどろのネタバレレビュー・内容・結末

歓びを歌にのせて(2004年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

【記録】

「音楽は世界に充満していてそれを掴み取るだけ」、ミケランジェロ的音楽感。
コンテストものあるあるの歌うますぎ人ガブリエラ。リラ?を差し置いてジャケットになるだけある。
みんななかなかヤバいやつで面白い。ストーリー的に厄介なシヴや牧師はまだマシ(保守を代表する一般的人格)に見え、他は傍若無人恋愛体質、サイコといった感じ。人が内に持つ怒りや嫉妬、恋愛、虐めたい気持ちの具現のよう。
北欧映画あるあるなのか、感情の変化が激しすぎる。
ラストは秀逸で、理想とし追い求めた音楽にたどり着き、『フランダースの犬』のネロのような最後(死んだかについては議論があるだろうが)。コンテストは描かないで終わるかな〜と思ったら、ちょうどいい具合に描いていた。
一緒に見た人が「心臓弱いくせに寒いとこに越してくるし、水泳するし、コンクール前にセックスするし、なんなん」と言っていて笑った。たしかに。
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