このレビューはネタバレを含みます
ぜんぜん眠れないシャーロットが東京の喧騒の中で一晩中「迷子」になって、そのあと布団に包まれてぐっすり眠るの愛しかった。
ジャズ歌手と寝たボブに対して怒るでもなく、「歳も近いしいいんじゃない?」と言う彼女に親近感を感じた。
最後、ボブの言葉が字幕になかったのも粋。同じことばを話すもの同士の愛。そうさ、僕らはエイリアン。2人でいることだけが居場所。
エンディングのはっぴいえんどの「風をあつめて」で追い打ちをかけるようにひそひそと泣いた。
「キミは絶望的じゃない」
漠然とした悲しみや孤独の気持ちを抱いている人にとってのお守りのような映画ですか?