ルマンド

いまを生きるのルマンドのネタバレレビュー・内容・結末

いまを生きる(1989年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

公開当時観たわ。懐かしい。 字幕なしの画面見て感動して、ペーパーバック買って読んで、更にまた感動して。英語できる気になってた。こんな心に訴える作品が、母国語でないのに、分かるわけない。恥ずかしすぎた自分。(笑)若すぎた。

名門全寮制の男子校の教師と生徒の話。
作品中の景色の美しさは素晴らしい。

父さん、タバコの匂いわからんのかなあ。
自分の力を周りに見せつけるために息子を利用してる、割に何も見てない。
去年と同じ誕生日プレゼントを息子に贈る。
そんな、お金と権力を持っている親がいて、わりといい子ちゃんたちが教師の言葉にして変わっていく。

読ませておいて、板書もして、教科書破らせる。
自分の力で学ぶ。
数値で詩は測れない。

我々はなぜ詩を書くのか
Dead poets society

生徒の能力の引き出し方がすご。
詩が書けないトッド、自分を放つよう、心の底に眠っているものを目覚めさせる。
自分がわかった時の顔、周りからの称賛。そんな瞬間にジワリ。
出番、ニールほど多くない、脇役っぽいのに、存在感凄まじい。誰よりも心の痛みが分かる子。ラストのドッドの成長、嬉しかった。イーサン・ホーク、流石だわ。 

「いまを生きる」ってなんかクサい題名で嫌だけど、本気で「今」を生きることの大切さ。過去とか未来を考えずに今をしっかり生きること。

やはり名作。若い私も捨てたもんじゃないわ(笑) 

ロビン・ウィリアムズ2014年没 合掌。
ルマンド

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