空海花

ミラクル/奇蹟の空海花のレビュー・感想・評価

ミラクル/奇蹟(1989年製作の映画)
4.5
フォロワー様のおすすめ⭐
お正月にピッタリと思い、今年はこれが年始め♪
久しぶりだとレビューの書き方忘れそう(笑)


1930年代の香港を舞台に、ひょんなことから暗黒街の顔役になってしまった男の活躍を描くアクション・コメディ。
監督・脚本・主演ジャッキー・チェン
共同脚本・原案はエドワード・タン
撮影はアーサー・ウォン、
音楽はスー・ソン。

フランク・キャプラ監督の名作
『一日だけの淑女』及びそのリメイク作『ポケット一杯の幸福』を観て感動したジャッキーが、
舞台を1930年の香港に移してリメイクした。この雰囲気が精巧で良い。

田舎から職探しに出て来た貧しい青年コオは、到着早々詐欺に遭い、全財産を騙し取られてしまう。
路頭に迷い途方に暮れるコオは花売りの老婆から慰みに一輪のバラを買ったところ、不思議な幸運が続けざまに舞い込む。
ジャッキーが黒社会のボスになる顛末には笑ってしまうけれど、それがいい!
性善説に徹したストーリーが何とも幸せな気持ちにさせてくれる。
“信じるものは救われる”
そして、まだ若くてあどけなさのあるジャッキー青年が恩返しにまっすぐと向かうところが良い。
帽子をくるりんぱ(笑)
見ずに帽子スタンドへ投げる所作も。
アクションももちろん満足のいくもの。
踊り場、螺旋階段の立ち回り、鮮やかな椅子使い。縄、ウケる(笑)
高所からの…今回も痛そう🥲
マフィアたちも大芝居を打つ!?
そこで大演説。
「これは、俺たちのような社会のつまはじき者が、一生に一度人の為に役に立てるチャンスなんだ!」

ゴッドファーザーだけでなく
花の優しさを持ったジャッキーにもまたバラの花が似合う。
詐欺師だって許しちゃう。
ヒロインのヤン(アニタ・ムイ)もまた幸運の女神かもしれない。
この映画こそが幸運の一輪の花のように思えた。


2022レビュー#2
2022鑑賞No.1


また調子悪くて新年の映画館にまだ行けてません🥲
そんな中幸せな気持ちをありがとう!
XXXXXさんのおすすめでした😆
空海花

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