オーウェン

白バラの祈り ゾフィー・ショル、最期の日々のオーウェンのレビュー・感想・評価

3.6
ヒトラー政権に抵抗した組織が多数あることは知っているが、未だに知らされてないことを映画で知る場合も結構ある。
この作品の白いバラという組織もその一つ。

ミュンヘン大学の学生であるゾフィーとその兄ハンスは、大学構内でビラ蒔きを敢行しゲシュタポに逮捕される。
そこから徹底的に取り調べを行い、裁判へと続いていく。

まず驚くのは捕まってたった4日で処刑が決まるというその異例の速さ。
拘束期間など度外視したそれだけを見ても、ヒトラー政権の恐怖政治が窺い知れるというもの。

ただこういう事実を踏まえる時は、感動させる部分は要らないと感じる。
物語ではなく歴史的事実として認識しておきたい作品。
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