まっつん

カスパー・ハウザーの謎のまっつんのレビュー・感想・評価

カスパー・ハウザーの謎(1974年製作の映画)
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社会化されてない存在の目を通して紡ぐ社会批評。特に神についての対話は実に鋭い。キリスト教信者の「『自然な状態』で神の存在を感じたことがあるか?」という質問自体が、自然状態での神の不在を前提としている矛盾。カスパー・ハウザーは生涯、神の存在を理解しようとはしなかった。