小学生の頃、友達から富山県のラジオ番組のコーナーにアンタらっちゃぶる（アンタらっちゃ＝あなた達）というのがある、と聞いたことがあって当時から絶対みるリストに入れたま20年以上たちようやくフルで見た。最高傑作！映画は組み立て方が全てだ、と思った。映像も素晴らしい！映像といっても解像度ではなく撮り方、捕らえ方のことである。そう思い直される映画である。
この頃の映画と言えば画面が全体的にタバコのヤニで黄ばんだ感じの色味があった。トップガン、ポリスアカデミー、キャノンボール、インディージョーンズ、どれも黄ばんだ感じの色調が80sの醍醐味であり間違いなくアンタッチャブルも80sを代表する映画の1つだ。私コメディー俳優以外は役者に大きな違いを感じないためいつもスルーするのだが、アンタッチャブルは後に世界的な超大物俳優たちが総出演しているという貴重すぎる映画となっている。ストーリーも実話がもとになっおり実際の事件が起こってから数十年後の80年代に制作されたわけだが、当時の制作側の事件に対する視点や、アメリカ社会の思想などストレートに伝わってくる。
