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メリー・ポピンズのwisteriaのレビュー・感想・評価

メリー・ポピンズ(1964年製作の映画)
4.8
やっぱり最高や〜😭

先日の『ウォルト・ディズニーの約束』"Saving Mr. Banks"からの流れに乗ってDisney+で再鑑賞。

舞台はCherry Tree🌸Lane 17番地。
東風に乗って空から傘をさしてやってくるスーパーナニーのメリー・ポピンズとバンクス家のお話。

何と言っても心持ち一つで日常が煌めきだす魔法🪄たちとそれを支える遊び心溢れる名曲の数々、"A Spoonful of Sugar''Supercalifragilisticexpialidocious''Chim Chim Cher-ee'などなどどれもこれも素敵です🎶

メリー・ポピンズ役のジュリー・アンドリュースはこれが長編映画デビュー作だったそうだけど、歌に踊りに芸達者の上、何とも気品のある可愛いらしさ。相方の大道芸人兼煙突掃除屋のバートにはディック・ヴァン・ダイク。彼は老けメイクで銀行の名誉社長ミスター・ドース・シニアの二役を兼ねている。ディック・ヴァン・ダイクは続編リターンズの方にも出てきますね!

今回、"Saving Mr. Banks"を踏まえて、お父さんのバンクス氏に注目して鑑賞したけれど、あの終盤にかけての描き方には原作者P・L・トラバースとウォルト・ディズニーの願いが込められているんだと思うとまた違った味わいがありますね。。

教育関係の末席に連なるものとして、あれほどメリーに懐いていた子ども達がラストは'Let's Go Fly a Kite'を歌いながら家族との凧揚げに夢中で、それを横目に自分の役目は終わったとばかりに西風に乗って去っていくメリーに気付きもしない、という場面は泣けちゃいますね😭ただ相方のバートだけが見送ってくれるのだった。。

一点、実写とアニメの融合パートについては今観るとさすがにかなり古さを感じるのだけど、これがアニメならアニメ、実写なら実写で統一してあったら気にならないのかも、とは思った。その点で原作者トラヴァースが頑なにアニメパートに抵抗を示していたという逸話は意外と正しい感覚というかなかなか先見の明があったのでは、とも。

この勢いで続編『メリー・ポピンズ リターンズ』の方も再見しようかな〜


[追記]
ミュージカル版『メリー・ポピンズ』というのがいま日本でやっているようで、東京公演は5.8でおわり、5.20〜大阪公演があるらしい。こちらも面白そうですね!
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