Jimmy

小間使のJimmyのレビュー・感想・評価

小間使(1946年製作の映画)
4.5
シネマヴェーラ渋谷にて鑑賞。

ジェニファー・ジョーンズが配管工&メイドになる綺麗なエルンスト・ルビッチ監督作品。

まず、台所のシンクが詰まったという男が配管工を頼むが、別の男=ベリンスキー(シャルル・ボワイエ)がやって来て、次に来たのが「配管工事ならできるかも」という若くて綺麗な女性=クルーニー・ブラウン(ジェニファー・ジョーンズ)。

ジェニファー・ジョーンズは、活発なお転婆娘の役で、少しお酒を飲むと「チラピーな気分だわ」というのがワケ判らず爆笑。続けて「ペルシャネコのような気分だわ」も楽しい(笑)

彼女に惚れたシャルル・ボワイエもウイットに富んだ紳士。
「リスにナッツを与える」とも「ナッツにリスを」とも言うお洒落な会話。

この二人を暗示する書籍「殺しのナイチンゲール」、その続編は(子供できた暗示も込めた)「ナイチンゲールの再来」が粋。

楽しいルビッチ映画であった。
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