Wendy

レインマンのWendyのネタバレレビュー・内容・結末

レインマン(1988年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

安全志向⓪主人公=レイモンド
①安息地=ベイビー(弟)との幸せな時間
②指針X=予想外の事態をを未然に防ぐため、日々をルーティーン化し、信頼し関わろうとする人間すら固定化する。(親友/メインマン)
③トラウマ(安息地の喪失)=火傷(家で起こりうる最大の事故)
④対象A(使者)=チャーリー
⑤冒険志向が呼び覚まされるシーン=序盤に車に勝手に乗り、「I'm a good driver.」
、チャーリーの奥さんに「なんの薬飲んでる?」、チャーリーのハンドルを奪う、バーの女性に一目惚れをする「We were just talking」
⑥弱まってしまう勇気=運転をさせろと言うのをやめ、パンツの話に切り替える
⑦最期の試練(トラウマ再現)=トースターの電源を入れたまま放置し、煙が蔓延、非常警報→VARN状態
⑧かつての冒険志向復元決心=チャーリーに、Yeah, main man.と言う。

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冒険志向
⓪主人公は誰か=チャーリー
①夢=父の期待に応えられる、認められること(車を運転させてもらうこと)、レインマンと冒険を歩むこと
②近親者A=ガールフレンド
③指針X=現状に満足せず、自己正当化へのこじつけ 車のバイヤーになって荒稼ぎをする
④崩落(道半ばでの夢の強制終了)=父が自分を認めないこと(車に乗せてくれないこと→対等な相続を受けられないこと)
⑤使者A=レイモンド
⑥自己同一性の危機&安全志向取り戻し=代理人が遺書を読むシーン「バラはもらった」
⑦薄らいだ感度=「落ち着けと言うんですか?」「もし地獄があるのなら、おやじはそこで大笑いしてますよ」、
⑧最後の試練&指針Xの再発=レイモンドと対等な家族であることを認めてもらえないこと。、専門家のアドバイスはいらない
⑨今持つ環境定着決意=「もう質問はイヤだろ?」(相続に関する話はしなくてもいいと決心)

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父親の財産を預ける=父親にとっての期待

そのお金によって父自らの死後の世界を任せるほどの期待をモテなかった。

第2の父の期待=障害持ちの兄を毎日世話できるほどの精神のと能力があるという期待

家すら飛び出して父からの期待なども忘れて自分の野望に振り切っていたものの、父の死を聞いてやはり父という唯一無二の存在からの評価を得ることを捨てられない。それを受け入れてしまえば、自己同一性が完全に崩壊してしまう。
Wendy

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