No.1567
2023.12.07視聴
今になると、何故この映画を観たのかよく覚えていない。多分、サンドリーヌ・ボネール目当てなんだろう。
何を求めて、主人公のシュザンヌがもがいているのよくかわからない。当時新人のサンドリーヌ・ボネールはそのヌードも含めて確かに美しいが、何故そんなことになるのかさっぱりわからない。それが私の歳のせいだとも思わないのだが。
15歳の少女シュザンヌ(サンドリーヌ・ボネール)にはリュックという恋人がいたが、他の男たちとも奔放に付き合っていた。ある夜、遅くに帰宅したシュザンヌは父親ロジェと鉢合わせ、2人は久しぶりに親子の会話を交わす。毎晩のように男と遊び歩くことで家族から疎ましく思われていたシュザンヌは、真正面から向き合った父親に対して親しみを覚える。
人を愛せないというシュザンヌはリュックだけは愛しているようなのだが、彼だけには身体を許さないという。他の男とは遊びまくるのに。この理屈がわからない。
この家族の激しいいがみ合いもわからない。お父さんはお母さんに20年我慢してきたが、もう我慢できないと家を出ていく。これも「ふーん」という感じでわかったようなわからないような。そして輪をかけてわからない存在がシュザンヌの兄。彼は一体この映画でどういうさせたいの?どんな存在なの?
監督、教えて下さい。と言いたくなる。
結局、私にはわからないドラマだった。
どんな映画も、それが勘違いであっても自分なりにわかった気になるものだが、この映画に関してはわかったフリもできない。惨敗。
それで評価は低い。3.2