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スイミング・プールのyutaのネタバレレビュー・内容・結末

スイミング・プール(2003年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

フランス映画界の鬼才、フランソワ・オゾン監督の2003年発表のミステリー作品。主演は、シャーロット・ランプリングさん。

イギリス人のミステリー作家であるサラ・モートン(シャーロット・ランプリングさん)は最近スランプ気味だった。すると、出版社の社長で愛人?のジョン(チャールズ・ダンスさん)に勧められ、彼が所有する南フランスの閑静な別荘に行く事を決める。

サラは早速、新作の執筆にとりかかるが、後から来ると言うジョンは現れない。その代わりに、彼の娘のジュリー(リュディヴィーヌ・サニエさん)が別荘にやって来て、サラとジュリーの2人の共同生活が始まった。
最初は、素っ裸でプールを泳いだり、毎晩違う男を連れ込んでは情事にふけるジュリーに苛立ちを感じていたサラだったが、次第にそれが刺激となり、執筆意欲が沸いてくるのだった・・・。

年齢も離れていて共通点のない2人の女性が、閑静な別荘で不思議な共同生活をしていくうちに、段々とおかしな方へ進んでいく様子がとても面白かったです。ジュリー役のリュディヴィーヌ・サニエさんのミステリアスな感じが良かったです。

観終わった後、この話はいったい実際にあったことなのか、はたまたサラの妄想だったのか、観た人によって捉え方が変わってくるのかなぁ~と思いました。何とも不思議な作品でした。
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