ぱぷぽ

フィラデルフィアのぱぷぽのレビュー・感想・評価

フィラデルフィア(1993年製作の映画)
3.8
この映画存在すら知らなかったのですが、CS放送で見つけて気になり鑑賞。
『羊たちの沈黙』のジョナサン・デミ監督とトム・ハンクスのゲイやエイズへの偏見と闘ったお話しとの事で面白そうだなと思い鑑賞。

本当にさらっとあらすじを観ただけだったので、誰がゲイなんだろ??って感じで観始めたらまさかのトム・ハンクス!!
トム・ハンクスのゲイ役ってなんかすごく意外でびっくり。
偏見にあっている人たちと共に戦う人役かと思い込んでました。
『フォレスト・ガンプ』や『アポロ13』の直前らしくまだまだ人気俳優というより、コメディ俳優のイメージが強かったみたいですね。

兎にも角にもトム・ハンクスの演技が凄いです。凄まじいです
トム・ハンクスってこんな感じの演技をする人なんだ!?とびっくりしました。
マジでそれだけでも、かなり観る価値ありです。
『マシニスト』の時のクリスチャン・ベール伝説を思い出す痩せっぷりです。
だてにずっと第一線じゃないんだなーと称賛の言葉しか出てこないです。

冒頭がちょっと細身の若いいつも通りのトム・ハンクスなんですが、病気が進行してから出てくるトム・ハンクスがもう本当に誰だか分からなかったです。
トレードマークみたいなクリクリのブラウンヘアも色が抜けて全然クリクリしてなくて、もはや髪すらも元気ないんです。すごすぎ

デンゼル・ワシントンも当然存在感あるのですが、なんかもう比じゃないです。
トム・ハンクス独壇場みたいな。

映画は法廷のシーンが多いのですが飽きずに観れるのもトム・ハンクスのおかげかと。

そいえば『羊たちの沈黙』で虫相撲みたいなのしていた司書さんみたいな人がこちらにも出ていた気がします。
ジョナサン・デミファミリーなのですね。
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