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ドラキュラのmahirunoahiruのレビュー・感想・評価

ドラキュラ(1992年製作の映画)
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 ホラー映画表現がなんというか素朴()で、すごい古い映画なのかと思ったら1992年作品だった。ちなゴッドファーザー1972年、地獄の黙示録1979年なんだけど、予算削られてないか!?まあそれがマイナス点というわけでもないんだけど……。レトロなりに味があってよかったとも言える。ゴッドファーザーより地獄の黙示録のコッポラみを強く感じたので、地獄の黙示録も見返さなくては。
 随所随所に小野不由美の屍鬼を感じてしまった。ブラム・ストーカーの原作にけっこう忠実に作られているとのことで、原作の要素なんだろうけど。ヴァン・ヘルシング教授やってること完全に敏夫さんや。つまり当時の自分が敏夫さんに感じた「うっ……好き……」はヴァン・ヘルシング教授への「うっ……好き……」だったってことね。顔はレクター博士だったし最高や。私はレクター博士の夢女子なので……。ブラム・ストーカーの原作読まないとな!と思いました。


※追記:ちょっとぐぐったら、

古典主義者か、革新派か? コッポラとの一問一答から見えてくる『ドラキュラ』の立ち位置
https://www.thecinema.jp/article/750

> そんな『ドラキュラ』の大きな特徴として、コッポラは本作を設定時代と一致させるような、レトロな撮影技法で手がけたことが挙げられる。デジタルなど最新の特殊効果を控え、映画史の最初期に使われたトリック撮影を用いたのである。

 わざとやってたんだって!!へ~。
 衣装は後に『落下の王国』も手掛ける石岡瑛子さんで、本作でアカデミー衣裳デザイン賞も取ってるらしい。
 たしかに衣装めっちゃ良かった~!レースの縁取り付きの透明な棺に入れられた、ウェディングドレスのような死装束のルーシーとかね。
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