このレビューはネタバレを含みます
86年の映画。
原作はつかこうへいの舞台で、脚本も担当。監督は高橋和男。
まともな人間は弱者となる、偏見と差別と暴力の気狂いコメディ。
初見の時はこりゃムリだと途中で挫折したけど、再びチャレンジしてみたらたいへん楽しめました。フシギフシギ。
「あんなブスなんか殺して表彰でもされてえのか!」などヒドヒドい台詞がバンバン飛び出るし、仲代達矢(刑事役)がシャブのワンセットを机からすっと出した時には形容不明な笑いがこみ上げました。
この乱暴で腕白で非人道な振る舞いが、いまでは妙に清々しくも感じられたりられなかったりで、やっぱりヒドい。
某トトロとよく似た音楽が流れますが、音楽が久石譲本人なので問題はない(はず)。